自分の軸を取り戻した人の話

自分の軸を見失うと、人生抜け殻になることを実感したので、軸を少しずつ取り戻してきた今、思うことを書いています。

外側ばかり強くても意味がない


f:id:sloth0106:20200130011400j:image

 

軸を失くすと立ってられなくなる

物に例えれば簡単に分かることなんだけど、軸が失くなるとフラフラして立てなくなってしまうんですよね。

 

いや実際、物理的には人間立てますよ。背骨がありますから。でも心がね、立てないし歩けないんですよ。あるいは、フラフラして真っ直ぐに進めないから、いつの間にか変な道に入り込んだり、無駄に壁にぶつかったりする。

 

失くしたのは中身なのに外側を固めようとする

 

で、軸が失くなって心もとなくなった人間が、もとのように真っ直ぐに歩こうと思ったら、軸を取り戻すしかないんだけど、これが結構難しいし時間がかかるんですよね。

でも、一刻も早く埋めたい。軸が失くなった隙間を埋めたい。立てるようになりたい。

 

と考えた末に、なぜか

 

外側を固めようとするんです

 

中身じゃなくて外側を固めることで、どうにか立とうとしてしまう。

 

軸って、本来誰にでもあるものだと思うんですね

 

気づいてなかったり、忘れてたりするだけで。

何かに挫折したとか、子どもの頃に好き勝手やったら怒られたとか、そういうことをきっかけに自分をセーブする癖がついてしまって、軸を心の奥底に隠してしまう。

 

そう、

 

失くしてるんじゃなくて、ただ見えなくなってるだけなんです。

 

それでも、私のように10年も見えなくなっていると、軸はその役割を上手く果たせなくなります。だから、フラフラしてしまう。

 

それを支えるために、外側をとりあえず固めようとしてしまう。

 

人として必要なこと、一般的にこれくらいはできてたほうがいいっていう常識とか、人に優しく、人のために動く人間になるとか。外側を固めるっていうのはつまり、フラフラしてる頼りない自分を

 

外敵から守るために、とりあえず攻撃されないための鎧を作ってしまう

 

のですよ。いわゆる「良い人」になろうとする。良い人でいれば、わざわざ攻撃してくる人もそういないだろうと。

 

いや、いるんですけどね実は(笑)

 

自分を守るための鎧が自分を閉じ込め苦しめる

 

でもこの鎧って、周りの敵から身を守るために、周りに合わせた作りになってるんです。つまり、

 

あなたには合わない

 

ってことが多い。しょせんは付け焼き刃ですからね。

 

で、この合わない鎧はあなたを守るどころか、あなたを締め付け、苦しめます。

キツイ靴を無理して履いてたら、足痛くなりますよね。あれと同じです。

 

外側をいくら強化しても、あなたの心を守ることはできないんです。

 

じゃあどうしたら心を守れるのか。どうしたら傷つかずに真っ直ぐに歩けるようになるのか。

 

心そのものを強くすることです。

 

外はふんわり、中はしっかり

 

軸って、ナチュラルに想像してみてください。

固いですよね?

 

軸っていうのは、心そのものです。

本来、心っていうのは固くて強いものなんです。

 

この固くて強い軸があっても、外側が弱かったら攻撃から守ることができないから、まずい、傷ついてしまう!って思うじゃないですか。

 

そんなことないんです。

 

攻撃は受けます。しかし、傷つかないんです。

固いから。

 

そう、中身がそもそも固くて強ければ、外側が弱くても関係ないんです。

どうせ傷つかないんだから、守る必要もないんですね。

 

あなたの周りで、いつもふんわり優しい雰囲気の人っていますか?

その人って弱いですか?

 

逆に聞きます。あなたの周りで、いつも怒りっぽくて攻撃的な人っていますか?

その人って強いですか?

 

いかがでしょうか。表面的な強さ、弱さなんて、本当はどうでもいいんですよ。だから、そんなところを強化することに汗を流すくらいだったら、

 

本来あなたが持っているはずの、固くて強い軸を、ゆっくり探してみましょう。